2015年05月11日
間ノ言葉、喋
俺はジャガイモをゲートから取り出した。
「これはジャガイモと言う。芽には毒があるが、くりぬけば食べられる。暗いところで保存してけばある程度もつし、育てるのも比較的簡単だ」
アサルトライフルをスリングか康泰導遊ら吊り下げ、ナイフを抜いてジャガイモを四等分する。
「こうして、ジャガイモの芽を傷つけないように切り、等間隔に畑に埋める。土はふんわりと盛る程度でいいだろう。硬くしすぎるとよくない。これで近場から水を汲んできて、ジャガイモを腐らせない程度にやれば育つ。
「俺ノ家族、アレ以外人間ノ言葉、喋レル。指導シテヤッテホシイ」
「いいだろう」
集落に入れないと仮定しての説明だったが、信用されてるのか?まあ、用心に越したことは無いだろう。
「コレガ俺ノ家族」
「はじめまして」
そこには10体以上の赤いゴブリ康泰導遊 ンが居た。1体普通のゴブリンだが、多分あれは赤いゴブリンの妻か何かだろう。
「父、勉強シタコト、無駄ニナラナカッタ!」
「ハジメマシテ、ニンゲン!」
歓迎されているらしい。
「さて、今日は森の恵み以外に集落に畑を作って飢えないようにしようと教えに来た。ここまではいいかな?」
「ウン!」
一番小さいゴブリンが頷く。コイツが一番分かってなさそうだが。
俺は鍬を振るうため、アサルトライフルをゲートに入れ、サブマシンガンを吊るしていた。今吊るしているのはミニUZIと言う奴だ。マイクロUZIと言うものもあったが、あれは軽すぎて俺には扱えない。今なら筋力で押さえ込めるかもしれないけど。
「では、線を引いた中の石をどけて貰えるかな?そうしたら俺が畑の耕し方を教えよう」
「ワカッタ!」
一番小さいのは元気一杯だ。
そして線引きした中の石ころを全て見えている範囲で集めてもらい、俺は畑を耕し始めた。トラクターなどはここまで来れないので面倒だ。
一列ほど耕したところで聞いてみる。
「誰かやってみたいのは居ないかな?疲れたら代わるから遠慮しなくて良い」
「ハイ、ハイ!」
小さいゴブリンがピョンピョdermes 投訴ン跳ねている。
「では、そこの君。こう持ってね」
鍬を持たせる。
「ヤルゾ!、ホッ、ヤッ、ホッ、ヤッ」
ざくり、ざくりと畑を耕す。
Posted by ンを連れて来て at 12:40│Comments(0)